792頭から811頭に捕獲増 野犬問題協で報告 おりの設置が効果

協議会の出席者

「周南地域の野犬問題に関する連絡協議会」(会長・白銀政利県環境生活部審議監)の第6回会議が2日、周南市の県周南総合庁舎で開かれ、周南環境保健所による野犬の捕獲頭数が前年より増えたことなどの取り組みの成果、通報アプリを活用した野犬情報の収集・発信などの今後の対応を話し合った。
この協議会は同市の周南緑地公園で野犬が増えて不安が高まり、全国的な話題になったこともあって、県と市、市教委、県警が協力して対策に取り組むため昨年7月に始まった。
対策強化前の2018年8月から19年7月までの1年間と、強化後の19年8月から20年7月までの1年間とで、同市内の野犬の捕獲頭数が792頭から811頭に増えた。成犬は125頭から163頭に約1・3倍の増加で、子犬は20年4月以降で前年の横ばいか減少だった。おりでの捕獲は94頭から168頭に増えた。
周南緑地公園の捕獲頭数は、対策強化前後で248頭から338頭と約1・4倍に増加し、成犬は15頭から68頭、おりの捕獲は4頭から61頭に劇的に増え、設置の効果が伺えた。
19年8月から20年7月までに、同公園を中心にえさやり禁止のパトロールを実施。日中は195回の巡回で、注意が8回とえさの回収が18回、夜間は42回の巡回で注意が5回とえさの回収が1回あった。
野犬が住み付きにっくい環境づくりとして、公園などの草刈りをし、えさやりを防ぐため20年6月から大迫田共同墓地内への夜間侵入を禁止した。
今後も野犬の捕獲を続け、同公園と大迫田墓地周辺の5千平方㍍、市内のほかの地域で5千平方㍍の草刈りも実施する。
市民が道路の異常などを通報する「しゅうなん通報アプリ」を活用して、野犬情報の収集と発信を10日から始め、10月17日にイオンタウン新南陽で野犬対策の啓発キャンペーンを開くことも報告された。
同協議会は、取り組みの成果を確認しながら引き続き会議を開き、対策を検討していく。

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