SDGsをみんなの力で 華陵高英語科でJICA特別授業

生徒に説明する伊藤さん(左)

下松市の華陵高(白井宏明校長、356人)で英語科の特別授業があり、JICA(国際協力機構)の山口デスクの国際協力推進員、伊藤由加里さん(31)が「世界と日本を考えよう~SDGsの視点」で講演した。
SDGsは2001年に国連が策定したミレニアム開発目標(MDGs)の後継として2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための国際目標」で、17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)を示して、先進国から新興国まで国連加盟の196カ国すべてに実行を求めている。
特別授業には英語科の1~3年生の113人とドイツ人留学生1人が参加。伊藤さんは13年から15年までJICAの青年海外協力隊員でアフリカ西部のセネガルの地方都市に滞在しており、小学校で体育や音楽の指導をした経験を織り交ぜながら、かつてのMDGsや現在のSDGsの役割を説明した。
それによるとMDGsは先進国が新興国を助ける構図で社会開発を推進。アフリカでは小学校進学率が1990年に52%だったのが2015年には80%まで伸びる成果があった。SDGsはそれを受け継ぎ、全ての国連加盟国が等しく取り組むことで世界全体の進歩を目指している。
伊藤さんは「就学率を高めても卒業後の働き先がないと社会は安定しない。教育、産業、食料、衛生、政治的公正などすべての課題に地球上の人類がともに取り組むことで大きな成果が得られる」と説明し、生徒は自身でどんなことができるかを20のグループごとに考えて発表していた。

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