8年ぶり中国大会出場へ 華陵高・舞台芸術部 光丘・光との「師弟対決」制す

中国大会へ張り切る部員と顧問、指導員

下松市の華陵高(山田芳彦校長)の舞台芸術部(11人)が、8年ぶりに全国高校演劇大会中国地区大会に出場する。同部は全国大会に過去3回出場し、2011年度は最高賞の文部科学大臣賞を受賞した名門。部員は12月19日(土)と20日(日)に岡山市民文化ホールで開かれる中国大会に向けて練習に励んでいる。
県予選は例年なら県内4ブロックで開かれて代表校が県大会に進み、中国大会、全国大会と進む形だったが、今回は新型コロナウイルス感染対策のため県内ブロック予選を東部と西部の2ブロックで開いて県大会はなかった。華陵は10月22日(木)と23日(金)に岩国市のシンフォニア岩国で開かれた県東部地区予選に出場し、同部作の「この星はブルー」を上演。中国大会に進める最優秀賞を獲得した。
コロナ対策のため無観客で上演を強いられたが、のびのびとした明るさをベースにした高い演技力が評価された。出演は11校で、準優勝は光丘・光、防府西、山口、県鴻城。華陵は創作脚本賞も受賞した。
「この星はブルー」はどこにでもあるごく普通の高校が舞台。若手のカガリ先生が保健室を訪ねると奇妙な格好をした少女ミチがいた。地球での生活にあこがれて移住してきた異星人という。ところが養護教諭のホシイこそ地球人に擬態した異星人だった。ホシイ先生のアイデアでカガリ先生を巻き込み、保健室で「地球人として振る舞うためのレッスン」が始まる…。
練習は顧問の奥本泰河教諭や副顧問の堀本美絵教諭のほか、外部指導員として文科大臣賞受賞当時に在籍していたOBの都野地慎二さん(33)や、OGの伊勢本歩さん(34)の指導を受けている。
都野地さんと伊勢本さんが在籍していたころの顧問だった石田千晶教諭は現在、光丘・光高の演劇部の顧問。県東部予選では皮肉にも石田教諭の教え子が指導する華陵と、石田教諭自身が顧問の光丘・光が最優秀賞を競う「師弟対決」が展開される形になった。
結果「教え子」が最優秀賞を奪ったが、2人は「部員が一生懸命頑張ったからこそ」と努力をたたえる。
同部には部長は置かず、2年生の3人が代表的部員。下松中ハンドボール部出身の工藤大和君(17)は「演じる思いや情熱を大切にしたい」▽末武中美術部出身の山本しいなさん(16)は「先生を演じる役だが、いずれ自分も先生になるかもしれないことを意識して演技していきたい」▽浅江中バスケットボール部出身の岩崎優さん(17)は「宇宙人の役をしっかり演じきれるように頑張りたい」と話している。
スタッフ、キャストは次の通り。
3年=アメミヤ・ロバート弘希、松橋和正▽2年=工藤大和、野村理仁、山本しいな、渡辺穂乃佳、岩崎優、酒見英子▽1年=有川菜々美、藤井咲希、藤田彩夏

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