誘因物なくす環境整備を 勝間地区でクマ講習会

講演する藤井さん

ツキノワグマを呼び寄せないためにできることや、出会った時にどうすればいいかを学ぶ〝クマ講演会〟が8日、周南市の勝間市民センターで開かれ、住民45人が県自然保護課の藤井孝主幹を講師に学んだ。
同市では4、5月だけで3頭が捕獲され、そのほかに目撃情報が6件ある。勝間地区は目撃などの情報が多い八代地区も近く、講演会は勝間自治会連合会(新原繁会長)が開いた。
藤井主幹は山の手入れがされなくなったことがクマの目撃情報が多い要因だと述べ、森林の見通しをよくすることや、果樹の周囲などには電気柵を設置すること、えさになる果物がなったままで収穫することのない果樹は切り倒すことも呼びかけた。
クマを誘因する食料には果物のほか、ペットフードや糠漬けなど漬け物、ペンキなど塗料、家畜の飼料、ガソリンなどもあり、クマが出没している場合はこれらを放置しないなど、環境整備の大切さを話した。
クマは臆病なため、山間部で作業中はラジオをつけておくことや、クマ鈴の着用も有効だと述べた。
もし出会った場合、背中を見せて逃げると襲われることがあるため、クマの目を見ながら後ずさりして離れることや、襲われた場合はうずくまって頭などを守り、クマの撃退スプレーも紹介した。
参加者は熱心に聴講し、クマだけでなく鳥獣被害や、猿などとの接し方も質問していた。

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