船本さんの「時空を超えて」 常設展は「人を見つめて」に 周南市郷土美術資料館

「モンスター」を解説する船本さん

周南市大島の美術文化協会会員、船本寛さん(77)の絵画展「時空を超えて」が21日から永源山公園内の市郷土美術資料館・尾崎正章記念館で始まった。化石シリーズなど若いころから近作まで29点を出品している。福川にアトリエがあった尾崎画伯の作品を紹介する常設展も展示替えされ、人物像の「人を見つめて」になった。
21日は開会式に続いて船本さんの作品解説があり35人ほどの参加者に、作品に込められた物語や、制作の背景を話した。
2006年の「モンスター」は米国の9・11同時テロをきっかけに描いた作品。最初は怒りだったがテロを起こす側に立つことで生じた「何ともいえない感情」を表現したと話した。
正方形のキャンバスをひし形にして描いた「化石―昇天―」、自分の子どもを描いた「ゆうのいる風景」など50年間に描いた作品が並び「描きたいものがたくさんあった」と語っていた。
常設展は1956年の「M嬢」など初期の女性像から60年代の「スペインの子たち1」、71年の日展に出品した「網船(瀬戸内漁夫)」など漁業に携わる人たちを描いた作品が並んでいる。
船本さんの絵画展は11月24日、常設展は12月1日まで。一般200円、学生100円、18歳以下と70歳以上は無料。月曜休館、ただい10月14日、11月4日は開館して翌日が休館。午前9時半から午後5時まで、入館は4時半まで。電話は0834・62・3119。

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