来年のカレンダーと土鈴 つつじ園で販売開始 来春閉園で最後の制作に

牛の土鈴

光市室積新開の市心身障害者福祉作業所、つつじ園(坂本美穂所長、5人)の来年のカレンダーと、えとの牛の土鈴の販売が始まった。同園は来年3月末で閉園されることが決まっており、同園としてのカレンダーや土鈴の制作はこれが最後になる。
同園のカレンダーの制作と販売は1999年から花や民話、偉人伝シリーズで始まり、3年前から障害者への理解を深めるイラストや短歌を載せたカレンダーにしている。
カレンダーの絵は同園利用者の穐本(あきもと)伸一さん(64)がパソコンで描いたもので、同園を7月に退所した中原伸二さん(64)が絵に合わせて詠んだ短歌を添えた。
中原さんが読んだ短歌は「ボランティアに 車椅子押され 梅を見る 白梅紅梅 桜のつぼみ」「はるばると 偏西風に乗ってくる 黄砂は積もる 麻痺の手足に」「氷雨に濡れ 家路に急ぐわたくしを 案じし母も 空にて濡れるか」など障害者の気持ちや日々の暮らしを表現している。
A4サイズが600円、A3サイズが1,200円。土鈴は牛の両親と子どもの3匹セットで1組千円。いずれも税込みで、同園のみで販売している。
25日には穐本さんと坂本所長(42)が市役所で市川市長に制作を報告した。穐本さんは同園がカレンダーの制作を始めた22年前から制作の作業に携わっており「この22年間は私にとって貴重な経験で、これからの人生に大きな影響を与えてくれました。これからも希望を持って挑戦の人生を歩みます」と述べて市長と固い握手を交わしていた。
カレンダーや土鈴を購入のため来園するときは同園に事前に電話をするよう呼びかけている。電話は0833・78・0281。

左から市長、穐本さん、坂本所長

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