最後の巨峰ワイン完成 須金のブドウで34年 知名度向上、役割終える 

今年のワインを持つ左から福田組合長、藤井市長、竹下工場長、橋本さん

周南市須金産の巨峰を使用したワイン「徳山巨峰SUGA~NE2020」が完成した。5月3日(月・祝)から中・四国限定で販売する。販売数量は500㍉㍑入りで4,250本。参考小売価格は1,455円(税別)。須金の巨峰のワイン造りは1988年から始まり、今回で34回目だが、販売数量の減少などから今回で終了する。
15日に市役所で完成発表会が開かれ、藤井市長、醸造している岡山県のサッポロビール岡山ワイナリーの竹下昌利工場長、須金ぶどう梨生産組合の福田陽一組合長が出席。今年の出来栄えについて、福田組合長は「今年のブドウは、開花時期に低温が続き、収穫量は少なかったがその分、おいしくなった」、竹下工場長は「成分を濃縮、発酵濃度をあげて色が濃くできた」と説明した。
市観光大志の橋本美穂さんも参加。購入を呼び掛けた。5月3日からは酒販店や道の駅「ソレーネ周南」、まちのポート(再オープン後)などで購入できる。
巨峰ワインはブドウ農園が集まる須金地区の地域づくりとして徳山市時代に小川亮市長の尽力で始まり、同時に完成披露のための「花とワインフェスティバル」も毎年、開いていた。
多い年は2万本を生産した。何度か、ボトルのデザインを変更しながら生産を続け、特産品として定着していた。完成披露の会場には1回目からのワインがずらりと並べられた。
しかし、イベントの見直しで花とワインフェスティバルがなくなり販売量が減少。一方で、「須金フルーツランド」として産地としての須金の知名度も上がり、ブドウの品種も増えた。福田組合長は須金ワインが終了することに「ありがとうと言いたい。しっかりと役割を果たしてくれた」と話していた。

34年間に造られた巨峰ワイン

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