日本精蝋 研究・試験棟が完成 徳山工場に研究機能を集約

新棟の前であったテープカット

国内唯一のワックス専業メーカー、日本精蝋(安藤司社長)が周南市大島の徳山工場内に建設した研究・試験棟の完工式が3月31日に開かれ、テープカットなどで祝った。同工場と茨城県のつくば事業所内の研究機能を集約した。
新棟は鉄筋コンクリート3階建てで延べ床面積は1250・45平方㍍。投資額は5億7千万円。棟内には実験室などがあり、各部屋には蒸気などを引き込む配管も設置されている。
今後、実験台など機器の移設、搬入などがあり、6月から本格的に業務を開始する。25人が新製品の開発、製品検査・分析などに携わる。
完工式は藤井市長や安藤社長、工事関係者などが出席して棟内で神事のあと、見学、玄関前でテープカットがあった。
同社は主に石油からワックスを製造してタイヤなどゴムや紙の加工、繊維、建材、ロウソク、電気産業、自動車などの防錆、接着材、化粧品・医薬品、食品などに幅広く使われている。新棟では米ぬかなど植物由来のパラフィン製造も研究する。
安藤社長(61)は周南市出身。式典では「世界に向けて発信できるスペシャリストを目指したい」とあいさつした。これまで研究・開発部門があったレンガ作りの建物も残す予定で「何かの形で保存したい」と話していた。

玉串をささげる安藤社長

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