徳山高専 「インフラとるとる」で橋の損傷調査 インフラテクコンで最優秀賞 6人でゲームアプリ

後列左から海田教授、中村、稲田、谷口さん、前例左から梅木、山根、川辺さん

周南市学園台の徳山高専の学生チーム「わくわくピーナッツ」が、橋の損傷を調査できるゲームアプリ「インフラとるとる」を考案、第1回全国高専インフラマネジメントテクノロジーコンテスト(インフラテクコン)で、全国の高専30校から見事最優秀賞に選ばれ、賞金20万円を手にした。
このコンテストは橋などのインフラの老朽化、多発する災害、メンテナンス技術者の未成熟性など日本が抱える課題を解決するためのアイデアを競うもので、同実行委員会、社会基盤ライフサイクルマネジメント研究会などの共催、国土交通省などが後援。
指導教官の海田辰将教授(44)から出場の提案があり、土木建築工学科5年の稲田透直さん(19)、中村央延さん(19)、谷口敦哉さん(19)梅木遼大さん(19)、4年の川辺颯大さん(18)、山根秀太さん(18)がチームを組み、参加を決定。チーム名はメンバーが好きなアイドルのユニット名から名付けた。
「インフラとるとる」は、近隣の橋をスマートフォンで撮影するとその橋が擬人化されキャラクターとして登場し、損傷個所を追加で撮るとキャラクターのレベルが上がる。育成したキャラクター同士を全国で戦わせることができ、土木に関わりのない人がいつの間にかインフラのメンテナンスに参加することを狙った。
キャラクター強化での課金要素を取り入れ、課金収益の一部が、橋を管理する自治体にメンテナンス財源として入る仕組み。撮影したデータはAIが画像認識し、サーバに蓄積されて分析や研究に役立てられる。
定期テストやリモート授業などの制約の中で時間をやり繰りし、それぞれが撮影や動画編集、ナレーションなどの役割を果たし10月の1次の書類、12月の2次の動画の各審査に臨んだ。動画では8分ほどの説明の合間に「インフラとるとる」の短いCMを差し込み、プレゼンテーションが間延びしないアイデアも最優秀賞につながった。
海田教授は「コンテストへの参加時点では全員が専門課程に進む前の3、4年生で、インフラの老朽化を一から調べてアイデアを出し、結果につながったことがとても意義深い」と話した。
チームリーダーを務めた稲田さんは「コンテストに参加したことで、チーム全員がインフラの学習をしながら愛着を持っていった。共同作業でひとつの作品を作り上げていく過程がとても楽しかった」と笑顔を見せた。
最優秀の動画は徳山高専の公式YouTubeチャンネルで視聴できる。

「インフラとるとる」の紹介動画

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