半世紀でようやくバリアフリー化 下松駅に念願のエレベーター

県内初の〝橋上駅〟として1965年に誕生した下松市のJR下松駅が、完成から54年目にようやくバリアフリー化される。橋上の駅と上り線、下り線のホームを昇降する構内のエレベーター計2基はすでに2月に完成しており、今月12日に駅南口のエレベーターが稼働を開始し、来月末には駅北口のエレベーターが完成する予定で、これで構内2基、構外2基のエレベータすべてが完成する。
下松駅のバリアフリー化は橋上化以来、半世紀に及ぶ懸案。橋上の通路部分は市道橋上通りになっている。市は96年に車椅子を乗せるキャタピラ式の階段昇降機を導入したが、扱いが難しく乗り心地もよくないためほとんど利用がなかった。
このたびのエレベーター設置は改正新バリアフリー法に基づくもの。まず構内の2基は総事業費の約3億円を国、JR西日本、市が3分の1ずつ負担し、ホームのかさ上げや改札口の改修も合わせて施工した。
構外の2基は市が事業主体で、総事業費は北口のトイレの建て替えも含めて約1億4700万円。
構内、構外とも施工はJR西日本グループの広島市の広成建設。エレベーターはいずれも9人乗り。
同駅の利用客は17年で一日平均2355人で、微増傾向にある。足の不自由な高齢者だけでなく、重いキャリーバッグを抱えたビジネス客からも「早くバリアフリーにしてほしい」と声が出ていた。
市土木課は「本市の玄関口の下松駅のバリアフリー化は積極的に進めるべきで、住民や各団体からの要望も強かった。マナーを守って大切に使ってほしい」と話している。

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