写真甲子園で最高賞「立木義浩賞」に 下松高美術部の「雨よ恋」 3年ぶり5回目入賞で快挙

作品を手に喜ぶ山根部長(後列左から3人目)ら

9月25日に北海道東川町で開かれた第27回全国高校写真選手権大会(写真甲子園2020)で最高賞の審査委員賞・立木義浩賞を受賞した下松市の下松高美術部(山根はな部長、26人)が10月30日、市役所で国井市長、玉川良雄教育長に受賞を報告した。
写真甲子園は全国の高校の写真部やサークルの作品を募集し、東川町で毎年開かれる大会。全国のブロック代表18校が同町に集い、同一条件で撮影した作品を競うものだが、今年は新型コロナウイルス感染症対策で代表校を同町に招くことはやめ、予選通過作品を審査する形になった。
同部の写真甲子園の出場は3年ぶり5回目で、うち2回は優秀賞。同校は今回、島根県の大田高と並ぶ中国ブロック代表で出場した。下松高が受賞した審査委員賞・立木義浩賞は審査委員長の写真家、立木氏(83)の名を冠した最高賞で、下松高と沖縄県の浦添工高が選ばれた。両校に順位の優劣はない。
下松高の作品は7枚の組写真「雨よ恋」。美術部の写真班の有志11人が昨年9月から今年5月まで市内や光市、萩市、長門市などで撮影したモノクロ写真約1万枚の中から、11人が互いにお気に入りの作品7点(計77点)を選び出し、それを11人が話し合いながら7枚に絞った。
強風で髪が乱れる女性や吹き飛ばされる傘など瞬間的、抽象的な作風。この作品に「きょうも彼女に会えました。空を荒らすボクと陽気な君。ざぁざぁざぁ。ボクの笑い声で君も笑う。やっぱり変わり者ですね。空を飛びたいというから、びゅうっと…。やりすぎました。次は気をつけます。降水確率50%。あした雨でも喜んでくれますか?」のメッセージをつけた。
市長、教育長への報告には写真班の班長で「主将」の3年の山根部長(18)と「選手」の3年の秋山遥香さんと2年の池本茜衣さん▽班員の2年の瀧山璃空(りく)さん、福田愛美さんが、顧問の藤井孝美教諭と訪れた。
山根部長は「コロナで休校が続いた時、みんなに会えず、作品制作も進まず、SNSで連絡を取り合いながらみんなをまとめていく難しさに悩んでいた。こんなに素晴らしい賞をいただいてとてもうれしいし、これからは社会に貢献できる力を持った人になりたい」と話していた。
作品は8日(日)から12月6日(日)までほしらんどくだまつ1階交流プロムナードで展示する。同館の電話は0833・41・0906。

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