中学生も「平和の鐘」 回天記念館で徳山ユネスコ協会

「平和宣言」を読み上げる中学生

周南市の徳山ユネスコ協会(原田茂会長)は終戦の日の15日、大津島の回天記念館で「第20回平和の鐘を鳴らそう」を開き、猛暑の中、ユネスコスクールの太華中、和田中の生徒4人を含めて80人が、平和への祈りを込めて前庭の梵鐘をついた。
この「平和の鐘を鳴らす運動」は2000年に日本ユネスコ協会連盟が呼びかけ、国連総会で決議された「平和の文化国際年」のキャンペーン事業として毎年7、8月に全国各地のユネスコ協会が地元で鐘を鳴らしている。
徳山協会は毎年、終戦の日に回天記念館で開いているが、2年続けて台風などで大津島を訪れることができず、今回は3年ぶりの現地での開催となった。
参加した中学生は和田中3年の佐藤舞さん(14)、兼重周君(15)、太華中3年の三森華さん(15)、妹で1年の麻琴さん(13)。4人がユネスコの「わたしの平和宣言」を先唱して「すべての生命を大切にします」「どんな暴力も許しません」など6項目を参加した全員で唱和した。
原田会長(82)は終戦の1945年当時、国民小学校1年で中須に疎開していて徳山空襲の煙が空をおおった戦争体験を語った。中馬好行教育長も来賓として参加して藤井市長の「平和に向け、これからも努力したい」とするメッセージを読み上げた。
大津島は太平洋戦争中の特攻兵器で人間魚雷と呼ばれた回天の訓練基地があり、回天記念館は回天で亡くなった若者の遺書や遺影を展示している。この日、同館は無料開放され、たくさんの人が回天で戦死した若者の遺書などに見入っていた。

鐘をつく参加者

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