「休耕田増加食い止めたい」須々万の米で「鞴(ふいご)」

有馬さん(左)と杉村さん

周南市須々万地区の農家でつくる「須々万の農業を考える会」(杉村知徳会長)が昨年に続いて100%、須々万産の「ひとめぼれ」などを使った特別純米酒「鞴」を完成させ、5日から販売している。
「鞴」は休耕田の増加を食い止めようと開発され、飯島町の酒蔵「はつもみぢ」の協力で作られている。「鞴」の名前は原料の米の生産者でもある杉村会長の家の屋号「鞴」からつけられた。
かつて農閑期に遠方から訪れていた鍛冶職人が、次に訪れるまで
重たいふいごを杉村さん宅に預けていたことから付いた屋号という。読みにくく書きにくい漢字だが、印象が強くこの字はなんと読むのだろうかと心に深く残って欲しいと、100以上あった候補の中から選ばれた。
酒の味はフルーティーな香りで米の旨みを十分に感じつつも、丸みのある柔らかなのど越し。昨年は750本を製造したが、新年早々に完売。今年は杜氏や購入者、関係者など様々な人の意見を聞き、米の精米度を昨年の70%から60%にし、瓶のラベルと箱のデザインを少し変え、本数も増やして千本を販売する。
鞴は気密な空間の体積を変化させることによって、空気の流れを生み出す器具。いずれは日本酒の販路が拡大し、須々万の特産品のひとつになれば休耕田も減り農地も荒れることはない。器具本来の使用目的のように須々万全体に良い空気の流れを生み出すことが出来ればと杉村さん、事務局の有馬孝志さんは話している。
値段は720㍉㍑瓶で1,800円(税込み)。須々万のみふじや酒店、セブンイレブン徳山須々万店、はつもみぢで販売している。

特別純米酒「鞴」

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