「お口から始める介護予防」スタート 無歯科医地区の須々万から 8020達成の岡本さんも

岡本さんと小山会長

周南市須々万本郷の須々万市民センターで8日、高齢者の口腔機能の維持、向上を目指す「お口からはじめる介護予防教室」が開かれた。
物をかんだり、飲み込んだりする口腔機能の低下への対策、歯科疾患の予防などを通じて県民の健康寿命を延ばすことを目的とした、県の「健口スマイル推進事業」の一環。須々万地区が2020年に無歯科医地区になったことから、高齢者を対象としたモデル事業を同地区で実施することで、歯科保健の充実を図ろうと開いた。
この日は、50代から80代の30人が参加。80歳で自分の歯を20本以上維持している「8020」の表彰者で、山口放送の元アナウンサーの岡本修二さん(82)を招いての講演があり、種田山頭火が虫歯の句をたくさん詠み、亡くなった時は歯が1本もなかったエピソードなどを話した。
あごや舌をトレーニングする「口腔体操」のコーナーでは、同市御弓町のこやま歯科医院長の小山茂幸・県歯科医師会長(60)と岡本さんが、「基本のあいうべ」体操を紹介。大きく口を開ける「あ」、口角を上げる「い」、口を尖らす「う」、舌を出す「べ」を1度に10回、1日3度実施して口の筋肉を鍛えることを勧めた。
口腔機能の検査では、舌圧、口の中の水分量の測定、1秒間に「パ」「タ」「カ」をそれぞれ何回言えるかのテストがあった。参加した原美知子さん(71)は「検査で、自分の口の動きが正常だと確認できて良かった」と話した。
「口腔体操」は8月24日まで、「いきいき百歳体操」を開いている週1度の「通いの場」で、週替わりのトレーニングを紹介する。地域情報を届ける地元の「岐北テレビ」でも1日4回、動画を放送し、広く住民に口の健康維持を呼びかける。

舌圧検査を受ける参加者

関連記事一覧

PAGE TOP