「お兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒なら安心」末武中・鋼鈑幼稚園児と避難訓練 住民と「避難所運営ゲーム」も

園児の手を引いて避難する生徒

津波警報の発令を想定した避難訓練が26日、下松市の末武中(厚東和彦校長、901人)で開かれ、3年生が同校に隣接した鋼鈑幼稚園(森徳治園長)に園児121人全員を迎えに行き、園児の手を引いて同校3階に避難させた。
この取り組みは2年目。市内全体に津波警報が発令され、同校や同園のそばを流れる平田川に海からの津波がさかのぼってきた想定で訓練が始まった。
避難を呼びかける校内放送が流れると3年生は同園に向かって走り、園庭で待つ園児の手を引いて末武中の校舎に避難させた。中には園児を安心させようと「もうすぐだからね」「大丈夫よ」と話しかける女子生徒もいた。
このあと園児は園に帰ったが、3年生300人は地域住民45人と体育館で「避難所運営ゲーム」に取り組んだ。生徒と住民が一緒になって45のグループに分かれて、年齢や性別、障害の有無などさまざまな条件が書かれている避難者カードを見ながら避難所である同校のどの部屋や体育館に避難してもらうのが適切かを、周南市の防災士、城浩之さんの指導を受けながら考えた。
同校の学校運営協議会の藤田典敬会長(69)は「いざという時の対応を、校舎内をよく知る生徒が本番さながらに体験できた」と期待。福田大雅生徒会長(15)も「災害が今すぐに来るかもしれないという緊張感を持って取り組んだ」と話していた。

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